君と笑えるなら…

20 ぬくもりのその向こうに…

 

 

 

僕はもうこのぬくもりを離す気は無かった。

「おい、アレン。そろそろ離れろよ。」

さっきまでとはちがう態度でユウは体を離し、そっぽを向いた。

 

「ユ…」

名前を呼ぼうとした唇はユウの手で塞がれ、耳元に唇を寄せた。

「好きだ。」

そう囁き、唇を塞がれた。

 

 

……

 

 

 

……

 

 

 

「俺はこれからまた仕事だ。またな。」

そう僕に告げ、ドアを開けながら微笑むユウは、これ以上ない笑顔だった。

 

――バタン。

 

閉められたドアを僕は見ていた。

「その顔は他の誰にもしないで…僕だけに…」

そうドアに向かって呟き、微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

――――――

ご覧頂ありがとうございます!!!!

初作品終了しました。

完結です!!!!

こんな感じでどうでしょうか?

物足りない方はどしどし意見をお願いします。

では、ありがとうございました☆