「アレーーン!!」

…はぁ。まただよ。

いい加減にしてください。

そう心の中で一言いい、反対の言葉を表に出す。

「どうしたんですかラビ。」

これほどの笑顔は無いっというくらいの顔で出迎える。

「うっ…いつにもましてなんて顔してんさぁ〜」

この間延びした言葉。

なんとなく拒否できない。

 

「あのさぁ〜明日暇?」

ラビがこういう日はろくなことが無い。

 

 

 

 

愛より出でし仲間たち

 

 

 

 

 

はじめて誘われた日。

何があるんだろうと思い行くと…

そこにはラビと神田の姿が。

「おっ来たさぁ〜。」

嬉しそうに手を振る。

「「ゲッ」」

ハモル僕たち。

その後、僕たちのことは無視で買い物に付き合わされた…

 

それだけじゃない。

何かと暇な日には三人で無理やりどこかに連れて行かれる。

なぜか僕も神田も拒否が出来ない。

 

明日は何があるんだろう…

 

 

 

「よっし。集まった。」

楽しそうに話すラビを尻目に、僕と神田の目は睨みっぱなしである。

ラビは知らん顔で僕らを誘導する。

「今日は三人で遊園地に行こうぜ!!」

「「?!えっ??」」

いや…遊園地って…

想像してみました?ねぇ…

男三人で遊園地って…

 

「「どこの仲良し兄弟だよ!!」」

僕と神田、お互い見合い目をそらす。

「えっ?嫌なの?楽しいさぁ〜」

うっ…

 

 

 

三人で乗る観覧車…

きっと一生忘れない思い出…